ED・早漏治療／薄毛・AGA治療の悩みならユナイテッドクリニック札幌院

EDと同様に男性にとって辛い悩みとなる早漏症。実は現在、早漏に対して改善する薬剤、早漏治療薬が登場しています。世界で初めて登場した早漏治療薬はプリリジー（ダポキセチン）といい、国内でも名の知れ渡っているジョンソンエンドジョンソンの製薬を担当しているヤンセン・シラグ・ファーマが開発しました。今回はそのプリリジーと同じ成分であるジェネリックのポゼットについて、効果、効果時間、服用・使用法、副作用、30mg用量と60mg用量の違いなどをお話ししていきます。

ポゼット（ダポキセチン）とは

ポゼットはダポキセチンを主成分とした早漏治療薬の一つで、プリリジーのジェネリック医薬品です。製造しているサンライズレメディーズは比較的新しい製薬会社で、世界保健機関（WHO）によって定められている医薬品等の製造品質管理基準（GMP）を遵守し製薬しているため、技術・品質の高さは随一です。ポゼットの他にも数多くのジェネリック医薬品を製造しており、信頼性の高い企業として知られています。

用量は30mg、60mg、90mgがありますが、一般的には60mgが使われ、1日の極量は90mgです。ポゼットの成分ダポキセチンは選択的セロトニン再取り込み阻害剤（SSRI）に分類されます。今までは早漏に対し、時間のかかるトレーニングや手術などの外科的な治療が対策とされてきましたが、服用すれば良いだけの新たな治療薬として早漏の方の心強い味方が生まれました。

ポゼットの効果

ポゼットの効果はプリリジーと同等です。ポゼット（ダポキセチン）もSSRIに分類されます。SSRIは選択的セロトニン再取り込み阻害剤、つまりセロトニンを取り込ませないようにする薬剤です。したがって、体内のセロトニンを減らさない作用があります。早漏の原因に対し、この作用がとても効果的なため早漏治療薬として承認されています。

早漏は敏感すぎてしまい我慢できなくなるなど、外面的な原因でなることもありますが、今では体内の神経伝達物質が問題であることが分かっています。人間には呼吸や代謝内分泌機能や生殖機能に関わる自律神経があり、その自律神経は交感神経と副交感神経からなっています。実は、射精にはこの交感神経と副交感神経が関わっています。

交感神経は活動しているとき、緊張やストレスなどを感じているときに優位に立ちます。それに対し副交感神経は落ち着いているときや眠っているときに働きます。性行為の際は、まずは副交感神経が優位に立ち勃起します。その後、射精する際には副交感神経から交感神経優位になり射精となります。ですから、この交感神経が優位に切り替わるタイミングが早ければ早いほどすぐに射精してしまうということになるのです。この交感神経と副交感し系の切り替わりにセロトニンが関わっています。

交感神経を活性化させる神経伝達物質をノルアドレナリンといいます。このノルアドレナリンは興奮、ストレスや緊張によって多量に分泌される特徴があります。つまり、元々ストレスを抱えている人や性行為にトラウマがある、不慣れで不安になり緊張してしまう、子作りの重圧がすごい、というような状況で性行為に入るとノルアドレナリンが多量に分泌されてしまうのです（若い方に早漏が多いのは、慣れていないことや不安・緊張を強く感じてしまうことが影響していると考えられます）。したがって、すぐに交感神経が優位に切り替わってしまい、射精までの時間が短くなってしまうのです。

セロトニンはこのノルアドレナリンの分泌を抑制する作用があります。つまり、セロトニンがあればあるほど交感神経が優位になりにくく、射精まで時間が延びていくことになります。セロトニンの分泌量は人によって個人差があるため、元々セロトニンの分泌量が少ないとどうしても早漏になってしまうのです。これは遺伝子により左右され、特に日本人は元々セロトニンの分泌量が少なく早漏になりやすい特徴をもっています。セロトニンは体内に分泌されると、再び取り込まれて再利用される物質です。したがって、そのセロトニンの再取り込みを阻害し、自律神経のバランスを保ち射精までの時間を延ばすのがダポキセチンなのです。

ポゼット（ダポキセチン）は継続して服用すると効果が増すことが分かっており、60mg用量で4倍程度射精までの時間が延びます。特にダポキセチンは重篤な副作用がないため、60mg用量から開始される方がほとんどです。海外の調査データでも改善率が30mgだと5割を超える程度に対し、60mgでは7割を超えています。本人の満足度も60mgが高くなっています。

ポゼットの副作用

ポゼット（ダポキセチン）の副作用もプリリジーと同等です。主な副作用は頭痛、めまい、吐き気、下痢などがあげられますがどれも10%未満と少なくなっています。ただ、座っている状態から立ち上がった時などに起こる立ちくらみ（起立性低血圧）も報告されているため、立ちくらみの多い方や原因の分かっていない失神歴がある方には処方できないので注意が必要です。

他に服用の出来ない方は、日常に支障の出る心不全・房室ブロック・洞不全症候群・重度の虚血性心疾患や心臓弁膜症・抗うつ薬を服用中の方・抗真菌薬、抗HIV薬などを使用中の方・中等度以上の肝障害・高度の腎障害・躁病、両極型うつ病・起立性低血圧、失神の病歴のある方・てんかん・ラクターゼ欠損症、グルコース-ガラクトース吸収異常症、ガラクトース不耐症・未成年・65歳以上の方と多いです。ダポキセチン製剤を服用する場合は必ず専門のクリニックで診察を受け、使用している薬剤のある方・持病をお持ちの方はそれが分かるものをお持ちいただき相談するようにしましょう。

ポゼットの服用・使用法・使い方

ポゼットは1回1錠60mgを性行為のおよそ1～1時間半ほど前に水で服用します。効果時間はおよそ2～5時間続きます。食事の影響は特に確認されていないため、空腹時でも食事の後でも問題ありません。また、ED治療薬（バイアグラ・レビトラ・シアリス）との併用も可能です。特にバイアグラ100mg錠との相性が良くその組み合わせが人気です。

ポゼット処方

ポゼットをはじめ、ダポキセチン製剤は「薬剤」です。ED治療薬ももちろん「薬剤」です。よく「友人からもらって使った」「ネットで購入した」という声をききますが、大変危険なので控えてください。薬剤には併用できない他の薬剤や、持病などで使用できない方がいます。また、体調面に問題がなくても使い方を誤れば当然危険です。個人の判断で自由に使用せず、必ず医師の指導のもと服用してください。

ネット通販・個人輸入も半数以上偽造品が紛れ込んでいるという調査データが出ています。偽造品の場合、思いもよらぬ効果があらわれ最悪の場合健康を損なうこともあります。ダポキセチン製剤は取り扱いのある医療機関で診察をうけ、処方をうけるようにしましょう。

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