発毛剤「ロゲイン」の効果や副作用、使用方法はご存知でしょうか。AGA治療薬はすべてジェネリック医薬品の処方が可能です。
ロゲイン(Rogaine)とは
ロゲイン(Rogaine)とはファイザー社が開発し、アメリカのJohnson&Johnson Healthcareから発売が開始されたAGA治療薬(男性型脱毛症治療薬、薄毛治療薬)で泡状・ローション状の外用薬です。
ロゲインの有効成分はミノキシジル(Minoxidil)で、5%配合されています。世界40ヵ国以上でミノキシジルの外用薬が一般用医薬品(OTC)として承認されています。
(画像はリグロースラボ15%)
元々ミノキシジルは米国で1965年に高血圧治療用の降圧剤として開発されました。
しかし、治療中の患者で、多毛症が多数報告されたため、医療用の外用発毛剤として2%のミノキシジルを含んだ商品名「ロゲイン」として1980年代に開発されました。
ロゲイン、ミノキシジルと聞くとあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、ミノキシジルは日本で有名な発毛剤「リアップ」に含まれている成分です。
リアップX5はミノキシジルが5%配合された発毛剤になるので、現在のロゲインとリアップX5の発毛効果は医学的に同等のものになります。
日本では大正製薬から「リアップ」「リアップX5プラスネオ」の名前で第一類医薬品として販売されていますが、これは日本でのロゲインの販売権などの権利を大正製薬が買い取ったため、リアップという商品名で販売しています。
ロゲインは発売当初から高い発毛・育毛効果が知られており、2010年の日本皮膚科学会が発表した男性型脱毛症診療ガイドライン2010年度版にもミノキシジル(ロゲイン5%)は推奨度Aと最も高い評価を受けています。
ロゲイン(Rogaine)の使用方法
ロゲインは液状のローションタイプと泡状のムースタイプがありますが、ミノキシジルが5%配合されたものなので使用感の違いだけで効果効能に違いはありません。
ローションタイプは1日2回規定量を薄毛の箇所に塗布します。基本的には朝と夜の12時間周期で2回付けるのが一番効果的です。夜にお風呂に入って頭皮を綺麗な状態にし、しっかりと乾いた状態で塗布して、自然乾燥させます。そして朝も綺麗な頭皮の状態にして、夜と同様に塗布します。1日に2回塗布し、しっかりと血管を拡張させる事によって効果が出るものなので、1日に1回だけでは期待した効果が出ない可能性があります。塗布し忘れる事のないようにご注意ください。
ムースタイプも使い方は同じですが、ムースタイプは規定量以上出しすぎてしまいがちなので、ローションタイプのものを頭皮に直接塗布する方が使いやすいという方が多いです。
ロゲインは塗布した毛穴のみに効果が出るという訳ではなく塗布した箇所の周りにもしっかりと効果が出るので、塗りすぎには気を付けましょう。また多く塗ったからと言って効果が高まるという訳ではないのでご注意ください。
ロゲイン(Rogaine)の効果判定
ロゲインはミノキシジルが5%配合されており、高い発毛効果が期待出来ますが、外用薬は効果判定が出るまでに約6ヵ月ほどかかると言われています。発毛効果には個人差があるので使用後3ヵ月で産毛が確認出来たという方もいますが、基本的には6ヵ月後に何かしらの効果が見られると考えましょう。
またミノキシジルはロゲインのような外用薬の他に、より効果の高い内服薬(ミノキシジルタブレット:通称ミノタブ)もあります。生えた髪の毛が抜けないようにするためのザガーロやプロペシアとの併用も非常に効果的と言われているので、しっかりと発毛育毛をして毛量を増やしたい!AGAを治したい!という方は、ともに内服薬で治療した方が高い効果を期待出来るでしょう。
ロゲイン(Rogaine)の副作用
ロゲインの副作用としてはかぶれや痒みが出るという方もいます。また外用薬なのであまり報告例はありませんが、高圧作用による目まいやふらつきが出る可能性もあります。
ロゲインは医薬品ですので効果や副作用をしっかり確認し、医療機関からの処方を受けることをお勧めします。
通販・個人輸入による偽物にご注意ください
ロゲインは日本では販売されていないので、購入する場合はインターネットの通販・個人輸入で購入する事になります。
しかしインターネットで買う薬品は、手元に届くまでの過程で、使用期限が過ぎているものなど粗悪品などにすり替えられるというケースもあり、健康被害も多数報告されています。
外用薬を購入される場合でも、AGA専門クリニックで医師と相談した上で処方してもらうようにしましょう。ユナイテッドクリニックでは1本3000円~処方しております。