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ロゲインとはミノキシジルを有効成分とした世界で初めての薄毛治療薬です。1960年代に米国アップジョン社（現ファイザー社）が降圧剤としてミノキシジルの研究開発をしていたところ、服用者に薄毛改善・多毛といった症状が見られ、薄毛治療薬（AGA治療薬）として研究が進み誕生しました。ミノキシジルには血流改善効果があり、この作用が頭皮に如実に起き、毛包や毛母細胞を活性化させるといった作用機序があります。ロゲインのジェネリック医薬品にあたるカークランドも同じ成分で・同等の効果があります。

リアップとは1999年6月に、日本で初めて一般用医薬品として発売されたミノキシジルを主成分とした育毛・発毛剤です。発売当初のリアップは成分としてミノキシジルが1%だったのですが、現在では5%のリアップX5シリーズが発売されており通販でも取り扱いがあります。また女性用にミノキシジル1%を有効成分としたリアップリジェンヌもあります。ロゲインとリアップを比較すると主成分がどちらも同じミノキシジルであることがわかります。現在はリアップ以外のミノキシジル外用剤が販売されています。

ロゲインとは

ミノキシジルに発毛効果が認められ、本格的に研究が進められた後、アメリカで初めて販売された発毛剤がロゲインです。ミノキシジルを5%含有した海外の発毛剤でロングセラーを誇る大ヒット商品です。

ミノキシジルとは、1960年代にアップジョン社（現在のファイザー社）が血管拡張剤として開発し、高血圧の経口薬として使用されていました。ミノキシジル成分を含んだタブレットを服用していた患者の体毛が濃くなったことから、副作用として全身の多毛症があることが発見されました。その後、頭皮に対しての外用薬としての臨床試験が実施され、脱毛症に有効だと発表されたものがミノキシジルです。1980年代にアップジョン社が脱毛症の治療として2%のミノキシジル外用溶液「ロゲイン」を販売しました。

リアップとは

リアップは日本国内で1999年から大正製薬が製造販売するミノキシジルを有効成分とした薄毛治療外用薬です。アップジョン社により開発された同成分の薄毛治療薬ロゲインの販売権利が1999年代にジョンソン&ジョンソン社によって事業を統括、その後大正製薬が販売権利を購入したことによりリアップが誕生しました。

リアップは発売を始めた頃はミノキシジル成分の含有量が1%だったのですが、現在では5%のリアップX5シリーズが発売されています。また女性用にミノキシジル1%を有効成分としたリアップリジェンヌもあります。女性の場合は皮膚が男性よりも薄く、頭皮のかぶれ、むくみ等の副作用のリスクが高まりますのでミノキシジルの含有量は5%でなく1%となっています。国内でもリアップだけでなく、様々な製薬会社からミノキシジル外用薬が販売されています。

ロゲインとリアップの使用方法

1回1ml、1日2回の塗付します。効果を実感したいからと多く塗付しても、より強く効果が現れるわけではないため気を付けましょう。逆に副作用の危険が高まるため、必ず1回の量、1日の量を守った使い方をしましょう。12時間ごとに塗布すると頭皮のミノキシジル成分の濃度が偏ることなく安定するため、効果がより望めます。

そして毛髪ではなく頭皮に塗るというと覚えておきましょう。毛髪に付けても効果はありませんので毛髪をかき分けて気になる部分の頭皮に塗ってください。その後、頭皮を優しくマッサージしてロゲインを馴染ませます。乾かすのに時間がかかるからとドライヤーで乾かす使い方は、浸透する前に乾いてしまうので、効果が半減してしまいます。また、塗布してから４時間は乾いた後もじっくりとミノキシジル成分が頭皮に浸透していますので、シャワーや雨などで濡れないようにしましょう。毛髪を乾かさずに使用すると水分で薄毛の気になる部分からロゲインのミノキシジル成分が頭皮に浸透せず流れてしまいます。早く効果を実感したいからと1日3回付ける行為や、昨日付け忘れたからその分まとめて付けるといった使いすぎや、副作用が心配だから自己判断で1日1回に減らす使い方は、正しい使い方ではないため効き目を実感しにくくなります。用法・用量は守り使用しましょう。

ロゲインとリアップの副作用

ロゲインとリアップには少量ながら副作用があることが確認されています。リアップの説明書きには「頭皮の痒みやかぶれ、ふけや頭皮の発疹の症状が見られる可能性があります。」と表記されています。これらの症状は必ずしも起こるわけではありませんが、用法・用量を守らずに使用した場合にこれらの副作用が起こる可能性が高まります。

またロゲインやリアップには初期脱毛という毛髪が抜け落ちる時期があります。この初期脱毛を副作用と誤解してしまい使用を独断で中止してしまう方が多くいます。しかしこの初期脱毛は乱れていたヘアサイクルを正常に戻した際に起こり得る症状のため、むしろミノキシジルの効果が効いている証拠にもなります。抜けている毛髪は栄養がなく、痩せ細い毛髪のみが抜け落ちているので慌てず使用を続けましょう。

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